国家一般(国2)、出先機関、ノンキャリア。
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まずはよく勉強すること。
この仕事を楽しみたい、出世したい、同僚から一目置かれたいなどといった欲求を満足させたいのなら、まずはよく勉強することだ。

基本的に、私たちの仕事は全て法律に基づいてなされる。窓口の部署であれ、業行政に関する部署であれ、事業を行う部署であれ、それぞれにその根拠となる法律を持つ。(この手続きはなぜしなくてはならないのですか?と問われた際に、これこれこの法律で決められているのですと返せなくてはならない。)

ゆえに、しっかりと法律を勉強しなくてはならない。でなければ、正しい権力の行使は不可能だからだ。

狭義の法律だけではない。その下にぶら下がっている施行令や施行規則はもちろんのこと、実務では事務連絡や通達、行政回答に加えて最近流行りのガイドライン系も頭に叩き込む必要がある。

ただし、法科の学生が試験に臨むが如く、条文を丹念かつ悠長に学んでいくのではない。実務でよく使用するところ、論点になるところなどを自分なりに濃淡つけつつ、仕事を進めながら学んでいくのである。

はっきり言って、仕事を進めるだけならそれほど難しく考える必要はない。極端な話、昨年度の資料を見てそれに倣っておけば大怪我をする可能性は低い。しかしながら、定型的な手続きであっても、根拠条文などを紐解くと意外に奥が深かったりするものだ。(「Aという状況ではBという処分をする」という一見単純な手続きであっても、その行為が正当化されるまでに、さまざまな通達や事務連絡が絡んでいたりする。)

最近はイントラネットの発達によって過去の資料なとが随分検索し易くなった。(マイナーな30年前の本省局長通達なんて、一昔前なら探すのに手間がかかって仕方なかった。)

この恩恵にあずからない手はない。業務が空いた時間に無駄な雑談に興ずるのではなく(人脈構築のための雑談は大事だが)、積極的に資料読み込みの時間に充てることが重要だ。

私たちは法律の制定という華々しい工程に携わることは、滅多にない。基本的には霞が関から流れてきたもので仕事を行う。しかし、法律の運用についてはプロフェッショナルであるということは、心のどこかに置いておくべきである。
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国般しか受からなかったあなたへ。
このエントリは(というかこのブログに掲載するすべてのエントリは)、自治体や総合職を希望していたにもかかわらず、国家一般職しか合格せず、かつ地方出先機関から内定を貰えず、やむなくそこに就職することを余儀なくされた方々を対象としている。

ゆえに、自発的に国般を希望するような意識の高い方々は対象とはしていない。

さて、国般しか受からなかったあなたへ。

まずはおめでとう。
20代の3割ほどが非正規雇用という時代に、兎にも角にも正規雇用というのはまず恵まれている。

次に、現実を受け容れよう。
国家総合職や自治体を輝かしく見えて仕方がないという、その現実を。

事実として、多くの場合、給与は自治体以下である。財政再建中の場合やよっぽど僻地にある自治体を除けば、国般は給与面で恵まれているとは到底言えない。

出世はよく頑張って本省課長補佐相当程度(≒中規模の県庁や管区機関の課長級)である。よく頑張らなければ本省係長相当程度(≒府県単位機関の課長級)止まりである。

官庁によっては、転居を伴う異動が連続する。合同宿舎の駐車場を見てみるとよい。日本全国のナンバープレートを観賞することができる。

業務面においても、地味な間違い探しのような業務が延々と続き、華々しい業務に携わることはほとんどない。県庁や霞が関においても同様に地味な作業は多かろう。しかし、注意しなくてはならないのは、彼らは将来的には政策決定や法律・条例制定の過程に携われる可能性があるのに対して、我々はそのような可能性は原則として皆無だと言うことである。40代になっても、50代になっても、退官前日ですら、間違い探し業務をしている可能性が高い。(だから面白味がないというわけではない。これについては後日書く。)

縷々雑文を垂れ流したが、要するに同じく大卒程度を想定している自治体の上級職や、言わずもがな国家総合職と比較すると、多くの面において恵まれていないということだ。

このエントリを読んで自治体への転職を画策していただけたなら幸いである。行動は早いほうがいい。何年も働いていると転職する気持ちが失せていく。

このエントリを読んで「何を言ってやがる。俺は希望して国家公務員になったんだぞ!」という意識の高いあなた。冒頭でも述べた通り、エントリの対象外である。しかしもし数年後、その燃えたぎる熱い思いが失せることがあれば、再度このブログを覗いて頂ければ幸いである。

そして、このエントリを読んで「ああ……やっぱりノンキャリ公務員は、劣悪なんだなぁ……。働くの、嫌だなぁ……。(かと言って転職する気力もない)」という思いを抱いたあなた。あなたこそが、まさに、このブログの読者の対象としている方である。

iwashiは、出先機関のノンキャリ公務員として約10年間勤務してきた。あなたと同じく、不本意ながらこの職業に就いたのである。それでも、面白い経験をさせて貰ったし、待遇面でも(思ったよりは)悪くなかったと思うことも(たまには)あった。

それらの経験などを、このブログに書いていこうと思う。それを読んだあなたが、多少なりともやる気を出して頂ければ、これに勝る喜びはない。

(今までもそのようなことを書いてきたが、日記や社会批評、読書感想文などが混在するなんでもブログのような格好であったため、この度、ブログの趣旨を一本化することとした。)
プロフィール

katakutiiwashi

Author:katakutiiwashi
国出先勤務ノンキャリア国家一般三十路。




 

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