国家一般(国2)、出先機関、ノンキャリア。
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その通達どうよ。
マニュアルを作る人間とマニュアルに従う人間
「いち出先機関公務員の××~文系人間の公務員試験の別館ブログ~」(あり様)


出先機関で勤務されるあり様のブログの記事。とても勉強になります。
特に、通達について述べられているくだり。
このことについて、以下僕の経験談というか思い出。

僕は通達と法律の区別について、入社して結構経ってから初めて意識しました(ぉぃ
いや、試験や研修等で知識としては知ってたんですよ勿論。
ただ、実感として「要はどっちも守らないといけないものなんでしょー」という感じでした。
入社当初窓口的なことをしていまして外部の人に説明する機会なども多かったんですが、
あり様とおっしゃるとおり、「これは通達に拠ってます」と説明して反論する人はほとんどいませんでした。

というか、実務上ですね、
具体的な数値や様式は、通達や事務連絡に拠っていることが多かったので
法律よりも通達や事務連絡が身近な規範という感じでした。

が、しばらくして。
まさに「その通達どうよ?違法じゃね?」という行政訴訟に携わる機会があって。
そこでやっぱり通達や事務連絡と法律の壁は厚いと感じました。

国を当事者又は参加人とする訴訟については法務大臣が国を代表するので、
裁判所に陳述する内容を考える(≒準備書面を作る)にあたって、
法務省の出先機関である法務局の検事と打ち合わせをするのですが、
そこで厳しく問われるわけです(当然、第三者目線で通達を見ますからね検事は)。
「その通達の拠り所って、なぁに?正当性って、なぁに?」と。
そして、ふと、考えてしまったわけです。「なんなんだろうな。」と。
僕は、通達の正当性について、この検事に説明することができるか否か、と。
できっこないです(※)。思考停止してましたから。考えたこともない。

法律も通達も、内部の人間的には守らないといけない規範という意味で変わりはないんですが、
対外的な重みっていうのがまるで違う、この時、それを実感しました。

内輪だと、「いや大昔から使ってる通達だし、今でもみんな使ってるし」
という感じで、通じるのかもしれないですし、
長年使用してある意味権威付けされている通達に疑義を挟むなんて、
なかなかできないでしょうし(少なくとも僕はできません)、
そもそも内部の人間が通達と異なる行為をするのはだめです。原則的に従わないといけない。

でも上で書いたような経験をして、通達に従わざるを得ないにしても、
それはあくまで内部的な基準であるということを認識した上で、
その通達の法的解釈は合理的か、要するに行政訴訟になったときに耐えられるものなのか、
という点を自分の中で整理したうえで従っていこうと思いました。(思っただけです。)

んで、法的解釈が合理的か否かという点を検討するには、
法律の制度趣旨なんかも理解しておかないといけないし、
そうなると最後は憲法とかになるし、
さらに突き詰めていくと正義とか哲学的なところに行き着くんでしょうか。

ひえー。

※もちろん、対象となった通達に正当性がなかったわけではなくて、
(現に勝訴で地裁止まりでしたし)僕がそこまで踏み込んで考えてなかったということですよ念のため。
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