国家一般(国2)、出先機関、ノンキャリア。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
文科省の天下り問題。
渦中の嶋貫和男氏。

経歴を見るといかにもノンキャリアな感じ。しかし参事官にまでなってるんだから、「優秀」な人だったんだぁとは思う。しかし、こういうことに関わっては、な……。

1949年生まれ。1974年北海学園大学法学部卒。1990年東京学芸大学経理部主計課長。1991年東京大学庶務部人事課長。1994年文部省初等中等教育局職業教育課長補佐。


「情報教育の現状と課題 文部科学省初等中等教育局参事官 嶋貫和男氏」(法律文化2007.1」
http://www.lec-jp.com/h-bunka/contents/2007_1/index.html
スポンサーサイト
職業としての国家一般【その1】──出先採用の国家一般(ノンキャリア)は、何処に仕事の面白みを見出すべきか。
はじめにはっきり言っておく。

地方支分部局(出先機関)採用のノンキャリは、国家総合(キャリア)のように政策の制定や制度の企画・立案に携わる機会はほぼない。主として本省は企画・立案、出先機関は現場でその運用という役割分担、これは人事院が出してる白書も認めるところである(平成27年度の白書は本省・出先関係の節が設けられているので、是非ご一読することをおすすめする)。

また、同じノンキャリ採用でも、本省採用のノンキャリは企画・立案の歯車に組み込まれることもあろうし、待遇面でも出先ノンキャリよりも一歩先を行く。彼らの大部分の上がりポストである本省課長補佐というのは、管区機関の課長(の一個上)に相当する。管区機関の課長になれる出先採用のノンキャリというのは、(省庁にもよるが)まず少数派であると断言してよい。大多数は府県単位機関の課長級であろう。(この点について、少々昔の記事ではあるが、「或小役人の一笑」という本省採用ノンキャリアの方のブログにも雑感が書かれており参考になる。)

だから、政策や制度の企画・立案に面白みを見出す方は、いまからでも遅くはない、本省配転を希望するべきである。そして本省に居付いてしまおう。そうした人事異動(出先→本省)が慣行となっていることは上に取り上げた人事院の白書でも(問題点として)指摘されている。

企画・立案が中心の本省。(勤務時間はさておき)処遇面でも恵まれていると言っていい。

翻って我々は。

ただ、ひたすらにニッチな制度の運用に徹する一生を送ることになる。制度の運用──つまりは関係する法律、閣議決定、政令、省令、事務連絡そして通達を穴が空くほど目を通し、解釈を巡って重箱の隅をつつくようなやりとりを行い、法令と現実の乖離に頭を悩ませ、なんとかかんとか最終的に然るべきところに落とし込むその地味な芸当。

そのあまりの泥臭ささが、公務員試験板でなにかと揶揄される一因なのであろう。(「一般」でスレタイ検索をかけると、その手のスレがわんさかと出てくる。)

タイトルの通り、この記事は出先機関の仕事の面白みを伝えるために書いている。にもかかわらず否定的な雰囲気が漂っているのは、この職業に、なまじっか「国家公務員」という名称がついているために、まずはそのイメージを取り払うことが先決だと判断したためである。その名称に惑わされ間違った幻想を持っているから、それが明るみになったとき、「国家一般は負け組」的なスレを立ててしまうしそのようなスレを見て気が滅入ったりするのである。

(続く)

メモ:

次回は自治体との比較

参考:

http://ameblo.jp/government-official/entry-10006236075.html(「本省と出先機関」或小役人の一笑)

http://www.jinji.go.jp/hakusho/h27/1-2-01-2-1.html(「平成27年度公務員白書」)
まずはよく勉強すること。
この仕事を楽しみたい、出世したい、同僚から一目置かれたいなどといった欲求を満足させたいのなら、まずはよく勉強することだ。

基本的に、私たちの仕事は全て法律に基づいてなされる。窓口の部署であれ、業行政に関する部署であれ、事業を行う部署であれ、それぞれにその根拠となる法律を持つ。(この手続きはなぜしなくてはならないのですか?と問われた際に、これこれこの法律で決められているのですと返せなくてはならない。)

ゆえに、しっかりと法律を勉強しなくてはならない。でなければ、正しい権力の行使は不可能だからだ。

狭義の法律だけではない。その下にぶら下がっている施行令や施行規則はもちろんのこと、実務では事務連絡や通達、行政回答に加えて最近流行りのガイドライン系も頭に叩き込む必要がある。

ただし、法科の学生が試験に臨むが如く、条文を丹念かつ悠長に学んでいくのではない。実務でよく使用するところ、論点になるところなどを自分なりに濃淡つけつつ、仕事を進めながら学んでいくのである。

はっきり言って、仕事を進めるだけならそれほど難しく考える必要はない。極端な話、昨年度の資料を見てそれに倣っておけば大怪我をする可能性は低い。しかしながら、定型的な手続きであっても、根拠条文などを紐解くと意外に奥が深かったりするものだ。(「Aという状況ではBという処分をする」という一見単純な手続きであっても、その行為が正当化されるまでに、さまざまな通達や事務連絡が絡んでいたりする。)

最近はイントラネットの発達によって過去の資料なとが随分検索し易くなった。(マイナーな30年前の本省局長通達なんて、一昔前なら探すのに手間がかかって仕方なかった。)

この恩恵にあずからない手はない。業務が空いた時間に無駄な雑談に興ずるのではなく(人脈構築のための雑談は大事だが)、積極的に資料読み込みの時間に充てることが重要だ。

私たちは法律の制定という華々しい工程に携わることは、滅多にない。基本的には霞が関から流れてきたもので仕事を行う。しかし、法律の運用についてはプロフェッショナルであるということは、心のどこかに置いておくべきである。
国般しか受からなかったあなたへ。
このエントリは(というかこのブログに掲載するすべてのエントリは)、自治体や総合職を希望していたにもかかわらず、国家一般職しか合格せず、かつ地方出先機関から内定を貰えず、やむなくそこに就職することを余儀なくされた方々を対象としている。

ゆえに、自発的に国般を希望するような意識の高い方々は対象とはしていない。

さて、国般しか受からなかったあなたへ。

まずはおめでとう。
20代の3割ほどが非正規雇用という時代に、兎にも角にも正規雇用というのはまず恵まれている。

次に、現実を受け容れよう。
国家総合職や自治体を輝かしく見えて仕方がないという、その現実を。

事実として、多くの場合、給与は自治体以下である。財政再建中の場合やよっぽど僻地にある自治体を除けば、国般は給与面で恵まれているとは到底言えない。

出世はよく頑張って本省課長補佐相当程度(≒中規模の県庁や管区機関の課長級)である。よく頑張らなければ本省係長相当程度(≒府県単位機関の課長級)止まりである。

官庁によっては、転居を伴う異動が連続する。合同宿舎の駐車場を見てみるとよい。日本全国のナンバープレートを観賞することができる。

業務面においても、地味な間違い探しのような業務が延々と続き、華々しい業務に携わることはほとんどない。県庁や霞が関においても同様に地味な作業は多かろう。しかし、注意しなくてはならないのは、彼らは将来的には政策決定や法律・条例制定の過程に携われる可能性があるのに対して、我々はそのような可能性は原則として皆無だと言うことである。40代になっても、50代になっても、退官前日ですら、間違い探し業務をしている可能性が高い。(だから面白味がないというわけではない。これについては後日書く。)

縷々雑文を垂れ流したが、要するに同じく大卒程度を想定している自治体の上級職や、言わずもがな国家総合職と比較すると、多くの面において恵まれていないということだ。

このエントリを読んで自治体への転職を画策していただけたなら幸いである。行動は早いほうがいい。何年も働いていると転職する気持ちが失せていく。

このエントリを読んで「何を言ってやがる。俺は希望して国家公務員になったんだぞ!」という意識の高いあなた。冒頭でも述べた通り、エントリの対象外である。しかしもし数年後、その燃えたぎる熱い思いが失せることがあれば、再度このブログを覗いて頂ければ幸いである。

そして、このエントリを読んで「ああ……やっぱりノンキャリ公務員は、劣悪なんだなぁ……。働くの、嫌だなぁ……。(かと言って転職する気力もない)」という思いを抱いたあなた。あなたこそが、まさに、このブログの読者の対象としている方である。

iwashiは、出先機関のノンキャリ公務員として約10年間勤務してきた。あなたと同じく、不本意ながらこの職業に就いたのである。それでも、面白い経験をさせて貰ったし、待遇面でも(思ったよりは)悪くなかったと思うことも(たまには)あった。

それらの経験などを、このブログに書いていこうと思う。それを読んだあなたが、多少なりともやる気を出して頂ければ、これに勝る喜びはない。

(今までもそのようなことを書いてきたが、日記や社会批評、読書感想文などが混在するなんでもブログのような格好であったため、この度、ブログの趣旨を一本化することとした。)
阪神タイガースの新井良太選手(29)がいつまでも若手なのと同じようなもんです。

Ⅺ.政治・行政・党改革

309 国家公務員の年齢構成の是正
公務員の年齢構成は、「天下り」禁止による定年までの勤務化や定員の純減、新規採用の抑制が続いたこと等によって、高齢化が進み逆三角形化しています。今後、雇用と年金の接続等による高齢層の増加が顕著になると、高齢化は益々進みます。したがって、組織の活力を維持・向上させるには、将来の国家像を見据えた計画性を持った施策が必要です。そのためにポストごとの役職定年制や早期希望退職優遇制度等を導入します。民主党政権の無定見な新規採用の大幅抑制は、到底容認できません。

自民党選挙公約(案)



組織の年齢構成が歪であることは、問題であると思う。

正直仕事をしている人間としては、給与が減っていくことよりも、こちらの方に危機感を感じざるを得ない。年長者の経験・知見というものは時として貴重なものではあるけれども、しかし、若者が異常に少ない組織というのは気力・体力や新進気鋭の精神が失われていく。月並みな言葉で言うと、組織の活性化・新陳代謝が阻害されるというやつだが、まさに今、それを実感している。

無論、年長者でも意欲的に勉強し、エネルギッシュな気力・精神を持ち続ける人もある程度はいるが、全体的な傾向としては、「昔はこうだった」「あの時はこれでいけた」的な発想が主流を占める組織になる。

「出先のノンキャリなんかルーチン業務だから誰でもできるだろ、いい加減にしろ!」という観点からの反論もあるかもしれない。これに対しては、ちょっと本論から外れるので後日意見を述べるが、現場の出先であるからこそ、色々なしわ寄せが集まり、臨機に行動しないと早々に行き詰ってしまう(=予算を執行できない。=執行部門としての仕事が出来ていない。)ことが多々あることは、先に述べておく。

なお、入社6年目・まもなく三十路の僕は、50人の部署で今だに一番年下のもよう。
(個人的には、一番年下なので、色々と聞きやすいというメリットはある。一昔前なら、このくらいの年齢になると、ベテランの係員達のまとめ役などをしてらしい。)

(参考)
「新井良太はいつまで若手なのか」(まとめ太郎)
プロフィール

katakutiiwashi

Author:katakutiiwashi
国出先勤務ノンキャリア国家一般三十路。




 

最近の記事
カテゴリー
リンク
月別アーカイブ
最近のコメント
最近のトラックバック

FC2ブログランキング
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。